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『スターフライヤーが挑戦する顧客満足経営』

061010_starflyarスターフライヤーと言われても何の会社かピンとこない人も多いかも知れない。
今年春に開業した新北九州空港と羽田を一日12往復している航空会社だ。
一般に県複空港と言われる県内第二空港で成功している例はあまりない。
乗り継ぎのない単純往復路線が多いし、なにより後背人口が少ないから利用者も限られる。航空会社が複数乗り入れる第一空港を離発着する便なら競争が激しいから割引運賃の航空券も多く発売されるが、第二空港は一社一路線というケースがほとんどで競争がなく、結果として割高に感じる航空料金を強いられがちだ。
そうした不利な条件の中であえて福岡県第二空港である北九州空港と羽田を結ぶ路線に社運をかけて参入したスターフライヤーは、他社とは一味違うサービスを提供して生き残ろうと必死だ。
早朝から深夜という海上空港を生かしたダイヤを編成、出張者の利便を考え、福岡着の飛行機で北九州に戻るよりも利便性があることを訴えた。またエアバス300型機は座席数を減らした分ゆったりとした一人当たりの空間を確保、革張りシートに足乗せ台など快適な空の旅が出来るように配慮した。他社より上質のブランケットにシートテレビと、サービスを向上させたところにリピーター確保への意欲を感じる。
新北九州空港は自動車専用道路で都心部と直結。空港島への横断橋の利用料金は無料、駐車場利用料金も低く押さえるなどして利用率を高める工夫を懲らしている。今のところ空港利用率は60パーセント程度だが観光利用よりビジネス利用が多い空港だけに、スターフライヤーによる価格戦略も含めたサービスがどれだけ支持を集めるかに今後空港全体の浮沈がかかっている。

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