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『変わる株主総会』

株主総会シーズン。
ある会社の株主総会に出席した。
まず驚いたのは参加者の数だ。
ざっと3000人はいただろうか。
ホテルの大広間にぎっしり椅子を並べても入りきれず、第二、第三、第四会場までつくり映像スクリーンによる生中継を行っていた。
以前は本社の講堂で十分足りたというからまさに様変わりである。
この会社に限らない。
近年は個人株主が増加していること、そして敵対的買収などが次々に行われる中で会社側も個人株主を大切にしなければという認識が高まり、「開かれた総会」が一般的になり始めている。

10時定刻に社長が議長として壇上に立つ。
まずビデオにまとめた事業内容の説明が上映される。
そのあと役員改選や、敵対的買収防衛策など会社側提案議案の説明とそれに対する質問が続く。
株主からの、はっきり言ってどうでもいいような質問にも、丁寧に答えるから総会時間は軽く二時間を越えた。かつて「シャンシャン大会」と言われた日本の株主総会は、社員株主などの拍手と「意義なーし」の怒号の中であっという間に終わるというのが通り相場だった。
いかに短く総会を終わらせるかで総務部長の実力が問われると言われたものである。

株主優待も魅力のアップに苦心しているし、手みやげに菓子折を渡し、当日の交通費に充当する電車チケットまで配るあたり、個人株主に長く株を持ち続けてもらいたいという意欲は感じられた。
経営者に緊張感をもたらすような株主総会への変貌は、一歩前進と受け止めたい。

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『ショッピングセンター使い捨て時代』

070525_shinnmarubiru東京駅前にオープンした新丸ビルである。
雨にもかかわらず、11時のショッピング街オープンを待つ人たち。
何かどうしても買わなければならないものがあるとは思えないのに、どうしてこんなに人が集まってくるのか、不思議でならない。
一度行けば気が済むから同じショッピングセンターに通いつめる感じでもない。
ヴィーナスフォートも日本橋三越新館もカレッタ汐留も六本木ヒルズも表参道ヒルズもいまはガランとしている。
マスコミに躍らされてワッと集まり、また新しい施設ができると同じことが繰り返される。
街というものが「消費材」になってしまったようだ。
もともとオーバーストアなのに、こんな商業施設の作り方を繰り返してゆくことを私は率直に怖いと思う。
商業施設の建設が利益を生まずに、ツケまわしが続いていくことが危険だと思うからだ。

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