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『Always続・三丁目の夕日』

早速見に行ってきた。
舞台はあれから一年、完成した東京タワーがそびえ、美智子様ご懐妊で沸き立つ昭和34年である。
テレビ、冷蔵庫に加え洗濯機も普及したけれど、まだ道行く人に和服姿は多く、銭湯通いが当たり前の時代だった。
今ならオートロックやホームセキュリティでプライバシーが保護され、隣近所との付き合いも限定的だが、当時は勝手によそのうちを覗き込んだり、喜びも悲しみもともに分かち合い助け合う風土が東京にはあった。
事業に失敗した親戚の娘をあずかり、向かいの貧乏作家が芥川賞に挑戦となれば、食事の世話までかってでる。いよいよ受賞発表となればみんなが集まって祝杯のフライングをしてしまう。

ストーリーにそれほど深みがあるわけではないけれど、人情喜劇の舞台装置があの頃を見事に再現していることで、中高年は思わず引き込まれてしまう。
高速道路のかからない日本橋。新幹線が開業する前の夢の超特急「こだま」などディティールの楽しさを売り物にする工夫は、新しいジャンルかもしれない。

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