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『今日もいいチョーシ、一両が千両箱に』

080331_120209JR総武線のホームの先端にテーマパークの乗り物のような一両編成の列車が停まっている。
車内の座席もかなり埋まっているが、それよりホームから車両をバックに写真撮影をしている人の多さに驚かされる。
土砂降りの雨の中、どう考えても必要に迫られて乗車するという人たちではないお客ばかりだ。
近くから来た人たちとは思えない。
春休みを利用しての家族連れや中高年のバスツアーがわざわざ銚子駅に乗りつけて鉄道体験をするようで、だからこそ悪天候でも決行したのだろう。
千葉県のいちばん端を走る銚子電鉄。
「ちょうしっぱずれ」までわざわざこの電車に乗るために来たのだ。
080331_120423080331_121046赤字ローカル線だが、存続を賭けて地元で作られる醤油を使った「濡れせんべい」を売り出したところ、これがマスコミに取り上げられてすっかり有名な名物鉄道になってしまった。
今では旅客収入の二倍以上を「濡れせんべい」の売上でまかなっているという世界的にも珍しい交通機関となった。
沿線七駅乗り降り自由の手形切符を買うと犬吠駅でせんべいを一枚もらえる。この駅では構内でせんべいを焼いている。さらに銚子から一つ目の「仲ノ町」にあるヤマサ醤油の見学が無料ででき、見学記念に醤油卓上瓶が一本貰える。ちなみにこの駅の駅員は電車が来るまでの空いた時間にせんべいの地方発送作業に追われていた。

電車は一両。
せんべいは今や全国ブランドの千両箱。
なんだかせんべい屋がついでに鉄道を走らせているみたいだった。
東京からそんなに離れているわけではないけれど、のんびりと海辺の町を結んで走るローカル線。
車内の広告はなんと手書きというあたたかみが、逆に魅力かもしれない。

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『足立区発展の期待込めた新線』

080401_095411080401_100059080401_1048453月30日。
山手線の日暮里と足立区の舎人を結ぶ「日暮里・舎人ライナー」が開業した。
全長10キロ弱を高架で走る自動運転電車だ。
日暮里から見沼代親水公園まで13の駅を20分で結ぶ。
これまでこの足立区の尾久橋通り周辺は鉄道の便がなく、バスは道路渋滞で時間が読めないことからともすると陸の孤島になりがちなところだった。
実際に乗ってみると、高架からの眺めは抜群、遠くに富士山も見える。
周囲に高い建物が少ないため広々とした風景を存分に楽しむこてができた。

足立区は隣接する墨田区押上に新東京タワーができることもあり、今後足まわりがよくなったことと、東京にしては相対的に安い土地価格が見直され開発ブームがくると予想される。
すでに東武線西新井駅周辺では駅前の広大な工場跡地で再開発が始まっている。

舎人ライナーから見渡すと、今後相当な開発余地があることをあらためて実感した。

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