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『60歳のラブレター』

映画「60歳のラブレター」を観た。
私の関心はもちろん団塊の世代マーケティングである。
観客は平日の昼間だけにまさに「60歳のラブレター世代」だ。
主役の中村雅俊も団塊の世代、効果的にイッセー尾形が歌うのが「ミッシェル」というあたり、この世代にはピッタリの舞台設定だ。
定年を迎える主人公、さまざまな成人病を意識する毎日、これ以後の世代と違い専業主婦で子育てを過ごしてきた人が多く、夫や家族中心だった日常に疑問をもつ女性。
特別な世界ではなく、どこにでもありそうな世界がコミカルにしかもテンポよく描かれ退屈しないストーリーだ。
定年世代とはいうものの、まだまだ人生これからだというエネルギーこそ団塊の世代の持ち味だと思う。
ひとつ前の世代と比べると肉体的にも精神的にも若々しさを感じるからのがこの60歳だ。
この世代が時間とそこそこの金を持って低迷ニッポンに喝を入れて欲しいと思う。

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