« July 2009 | トップページ | September 2009 »

『さわや書店』

090820_105725盛岡に行くと必ず立ち寄ることにしているのが、商店街中心部にある「さわや書店」だ。
一見どこにでもある町の書店だが、店の中に入りしばらくまわってみると、「とんがっている書店」であることが分かる。
他の書店のように現在のベストセラーを平積みするのではなく、従業員が読んでお薦めの本に推薦の弁をPOPに書いて並べるという姿勢を貫いている。

店の入口近くの棚が岩波文庫から陳列してあるというのも、現代の書店としては相当思い切った並べ方だろう。
またレジ横には「いける本VSいけない本」と題したコーナーを作り、あえて推薦できない本も並べている。
全国の中小書店が取り次ぎ任せの品揃えで金太郎飴化してしまい、コンビニやネット書店との競争に負けてしまっている中にあって品揃えで主張する書店は、いまや貴重な存在だ。
もちろん「さわや書店」の置かれている環境も、けっして安閑としていられることはないと思う。
こういう書店を支えられるか否かは、街の文化度にかかっている。
がんばれ、さわや書店。

|

『あみアウトレット』

090814_095947茨城県の阿見町にこのほどできた「プレミアムアウトレット」に行ってきた。
夏休みとあって大変な人出だ。
トイレやレストランは長蛇の列、高速道路割引もあって東京方面からの客も多く、臨時駐車場を設けてそこからバスでピストン輸送するなど対応に追われている。

ここで売られている商品の多くは「最初のお勤め」である百貨店や専門店での販売で正規の価格で売れなかったものだ。
そちらは大不況なのに、一軽こちらの「第二のお勤め」に回った途端大盛況、という現実を百貨店関係者などはどう思っているだろうか。
ここはアウトレットモールとしては店舗数、あるいはブランドのグレード、設備などどれも一級品とは言い難い。この程度の場所にこれだけ人が集まるのは、いかに既存の商業施設が顧客ニーズをとらえていないかという証拠だと理解する。

|