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『丸の内パークビル』

三菱グループの丸の内再開発計画の中で、重要な位置を占める建物がオープンした。
「三菱1号館」の復元とそれに隣接する「丸の内パークビルディング」である。
東京駅前の丸ビル、新丸ビル地区から日比谷のペニンシュラホテル東京に通じる丸の内仲通りを、長い一つのモールととらえて三菱地所が再開発を行ってきたが、今回オープンした「丸の内パークビルディング」はそのちょうど中心に位置するものだ。

明治27年1894年に竣工した「三菱1号館」は、英国人ジョサイア・コンドルが設計したもので、赤煉瓦造りでイギリスビクトリア時代のクィーン・アン・スタイルと呼ばれる重厚な建物だった。
その後、明治40年代以降丸の内界隈には似たようなオフィスビルが相次いで建設され「一丁倫敦」と呼ばれた。
しかし戦後煉瓦造りのビルは姿を消し、「三菱1号館」も昭和43年に取り壊された。
1998年以降、三菱地所が丸の内再構築計画を実行に移す中でレトロな建物の復元がテーマとなり、これまでも日本工業倶楽部会館や明治安田本社ビルの建設で旧ビルの復元や保存が行われ、丸の内の重要な観光資源として再評価されるようになっていた。
そしてこのほどもっとも建築的価値が高いとされ、日本の近代的オフィスの原点である「三菱1号館」も再現、美術館として丸の内のシンボルとなる位置を占めることになった。
「三菱1号館」とオフィスとショップ、レストラン街で構成される「丸の内パークビルディング」との間の空間は緑豊かな公園スペースとなりオフィス街の休憩スペースとして人気を集めそうだ。

大きなショッピングモールという位置づけの丸の内が、ビジネスとは違う人々を集める役割を担おうとしている。

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