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『先憂後楽』

東京後楽園の紅葉を楽しんできた。
水戸藩藩邸だったこの地の名前の由来は言うまでもなく「先憂後楽」から来ている。
リーダーたるもの、まず民に幸せを与え自らの楽は後にせよ、ということだ。
しかし今の日本に民の苦しみを分かる政治家がいるのか、と考えると暗澹たる気持ちになる。
世襲議員ばかり、あるいは母親から9億円もらって記憶がないという金銭感覚は常軌を逸している。
こんな男が政権交代で「政治が変わる」と言っても、「信用しろ」というほうが無理というものだ。
引きずり下ろしたほうがこの男なら、下ろされた方もまた同じ穴のムジナ。
「松濤の御殿」が「鳩山御殿」に天下を譲っても国民の絶望感とは遠い。
華やかに夫婦で外交の舞台に出かけたり、映画や芝居に行くのも結構だが、たまには老人施設を訪問したり、ボランティア活動を行ってみるのも大切なことだと思うが、人生の生き方に謙虚さを感じさせないところが宇宙人たる所以だろうか。

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『天下の茶番劇』

行政刷新会議の仕分け作業が一段落だという。
無駄を削減しましょう、という名目のもとに茶番劇が見え隠れしている。
まずまな板の上に上がった討議テーマの選定がわからない。
本当に議論すべきテーマはこれだけだったのか、どういうプロセスでこの仕分け作業のテーマに上がったのか明確ではない。
また仕分け作業をする人たちはどうして選ばれたのか、誰がどういう選考基準で選んだ人たちなのか説明がない。
また能力見識がある人だとしても、わずかの時間で無駄がどうか見抜けるものなのか。
長年予算執行に付き合ってきた行政のプロより、突然選ばれた仕分け作業委員の方がしがらみがないというものの、行政のプロを上回る識見を持っている保証もない。
大丈夫なのか?
仕分け作業が終われば、責任を問われなく解散してゆく彼らの「識見」に頼っていいのか?
これは民主主義ではない。
鳩山劇場政治は行き詰まる。

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『ファンサービスする気がないなら監督辞めたら』

少し前、中日の落合監督と息子が旅番組に出ていた。
旅館の食事のシーンで息子が泣いていた。
「お父さんは誤解されている」と。
家族の心情としてはそうなのかもしれないが、どう考えても誤解されてもしかたのない態度がこの監督の日常だと思う。
とにかくマスコミに誠実に答えようとしない。
監督インタビューでも木で鼻をくくる誠意のない答えの繰り返し。
マスコミ嫌いはいい。
しかしその先にいるファンに対してもサービスする気持ちが感じられない。
プロだから勝つことが最大の役目、と思っているようだ。
そのことは否定しない。
しかし多くのファンがついてこその興行だということがわからないから、WBCに選手を派遣しなかったり、9回まで完全試合できている投手を容赦なく変えたりするのだろう。
勝負の最中に笑顔をつくれと言ってるわけではない。
せめて試合が終わってからのファンサービスをしろ、と言っているのだ。
球場で一人でも多くのファンにサインをしようとしていたバレンタイン監督、ぼやくことで少しでもマスコミの関心をひこうとしていた野村監督を見習うべきだろう。

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